コラム
長距離運転前の安全チェック
長距離運転をする際には、安全性を確保するために事前の点検が欠かせません。
不具合を放置すると重大なトラブルにつながる可能性があるため、細かい部分まで丁寧に確認しましょう。
タイヤは車両の安全を支える重要なパーツです。以下の点を重点的に確認しましょう。
トレッドの溝:見た目は正常でも、内側が摩耗していることがあります。タイヤ全体を細かくチェックしてください。
ゴムの劣化:ひび割れや硬化があると、グリップ力が低下します。特に長期間使用しているタイヤは交換時期を確認しましょう。一般的に、5年を目安に履き替えるのがおすすめです。
空気圧:適正な空気圧が維持されているかチェックし、不足していれば補充してください。
夜間運転や悪天候時の安全性を確保するために、全てのライトやランプの点灯を確認してください。
ヘッドライト:前方の視界を確保するための必須項目。明るさや照射方向もチェックしましょう。
ウインカー・ブレーキランプ:正しく点灯しない場合、周囲の車に危険を知らせられません。
テールランプ・ポジションランプ:後続車に自車の位置を示す重要な役割を果たします。
電球切れは、整備不良として取り締まり対象となることもあるため、見落としなく点検しましょう。
エンジンの冷却水不足や劣化は、オーバーヒートやエンジントラブルを引き起こす原因となります。
水位:タンクの水位がMINマークまで下がっていないか確認。足りない場合は補充を行いましょう。
冷却水の交換時期:通常、冷却水の寿命は2年程度とされています。車検時に交換していない場合、寿命を過ぎていないかチェックしてください。
防錆効果:冷却水はエンジン内部の防錆機能も持っています。不足すると赤サビが発生し、水路を詰まらせる原因となります。
水位が頻繁に下がる場合は、漏れや異常が疑われます。
長距離運転前の点検を怠ると、トラブルが発生した際に大きな負担がかかります。
タイヤ、ライト類、冷却水のほか、エンジンオイルやワイパーの状態もチェックすると安心です。