コラム
車両保険を使うべきかの判断基準
車の修理が必要な状況で、車両保険を利用するか実費で支払うかを判断する際には、費用面や保険の等級への影響を考慮することが重要です。
過失割合に関係なく修理が可能
相手が任意保険未加入だったり、賠償能力がなかったりしても、車両保険を利用すれば修理費用をカバーできます。これにより、車の現状復帰がスムーズに進みます。
保険会社のサポート
事故後の交渉を保険会社に任せられるため、時間や手間が省けるだけでなく、プロのサポートを受けて安心して対応できます。
大きな金銭的負担を軽減
修理費が高額になる場合でも、保険を使うことで一時的な出費を抑えられるため、家計への影響を最小限にできます。
修理費用を確認
事故後は修理工場等で正確な見積もりを取りましょう。自己負担金額を明確にすることが第一歩です。
保険料の上昇分を計算
保険を適用した場合、今後どの程度の保険料増加があるかを確認します。保険会社に相談することで、具体的な金額を教えてもらえます。
自己負担金額と保険料増加分を比較
修理費が20万円でも、保険料の増加分が30万円を超える場合、実費で支払う方が得になるケースもあります。損得を冷静に比較しましょう。
車両保険を使うべきケース(例)
修理費用が高額で、実費負担が難しい場合。
相手に支払い能力がなく、自身の保険でしか修理費用をカバーできない場合。
等級があまり下がらない(保険料増額が軽微)場合。
使わない方が良いケース(例)
修理費用が少額で、実費負担が免責額と同等または少ない場合。
保険料の増額が修理費を上回る場合。
保険を利用せずに修理しても、経済的に問題がない場合。
車両保険を使うかどうかの判断は、短期的な修理費用だけでなく、長期的な保険料負担を含めて検討する必要があります。
保険修理についてもMTOにご相談ください。
⇒保険修理
車の塗装を長持ちさせるには
車の美観は塗装の状態次第で大きく変わります。塗装を長持ちさせるためのポイントを押さえ、大切な愛車をキズやサビから守りましょう。
ハネ石によるフェンダーの細かなキズやボディのこすりキズなどは、サビの原因となってしまいます。
特に金属面が見える深めのキズに対しては、早急な処置が必要です。
定期的に車の状態をチェックして、サビやキズによる塗装剥がれを見つけましたら、早めに板金塗装の依頼をご検討ください。
ドアやバンパー、フロントガラスなどに、昆虫の死骸や鳥のフンが付着している事があります。
これらの付着物は酸性・アルカリ性・タンパク質など、塗装面を侵食させる原因を多く含んでいますので、放置せず拭き取る事をおすすめします。
すでに乾ききっている場合、無理に取ろうとするとキズつく可能性がありますので、ノンアルコールのウェットティッシュ等をお使いください。
塗装へのダメージを考えるのであれば、駐車方法にも注意する必要があります。
強力な直射日光が車体に当たると、紫外線によって塗装を劣化させてしまいます。
どうしても直射日光が避けられない時は、前向き駐車と後退駐車を交互に行うと、局所的なダメージを抑えられます。
ちょっとした工夫が愛車の塗装ダメージを予防できますが、ついてしまったキズ・塗装剥がれにつきましては、鈑金塗装が必要になります。
お見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。
車種によって鈑金塗装のやり方は変わるのか
車の鈑金塗装の費用は車種によって変わるという事は基本的にはありません。
研磨したり、塗装したりする作業の流れは一緒だからです。
ですが、車種や国産車か外国車かなどによって使用する工具やパーツ部品が異なる場合など、素材や構造によってコストがかかってしまうケースもあります。
鈑金塗装の費用は車種の違いよりかは、鈑金塗装が必要な範囲やキズの深さなどによってコストが変わってきます。
また、車のどの部位が対象かによっても異なり、例えば車をぶつけてしまいやすいフロントバンパーに比べて、ヒョウなどによってヘコミが発生してしまうルーフは修復工程の違いから費用がかかってしまいます。
車の状態によって鈑金塗装の費用が異なりますので、まずはお問合せ・お見積り依頼をおすすめします。
MTOでは車の状態以外にもお客様の保険内容や納期のご希望など、入庫前に念入りな打ち合わせをさせて頂きます。
見積と合わせてお客様のお車の状態説明、鈑金塗装の作業工程などご理解いただいた上で修理を進めさせていただきます。
車のキズを放置すると思わぬトラブルに
壁や縁石に接触してキズやヘコミができてしまったら。
小さなキズだからと放置してしまうと思わぬトラブルにつながる可能性があります。
大切な愛車を長く乗り続けるために、キズを放置するリスクについて理解しておきましょう。
車のパーツは主に樹脂、鉄、アルミで作られています。
バンパーやスポイラーなどの樹脂パーツと異なり、車のボディには多くの部分に鉄が使われています。
鉄のパーツについたキズは、放置するとサビが発生しやすいのが特徴です。
サビを放置すると、水分や汚れが塗装内部に浸透し、酸化が進行。やがて塗装が浮き上がり、剥がれたり、触っただけでボロボロと崩れる状態になることもあります。
最悪の場合、サビが広がり電装系統に影響を及ぼす可能性もあります。こうした事態を防ぐためにも、早めに板金塗装を行うことが重要です。
日常的に大きな負荷がかかるホイールは、気づかないうちに小さなキズがついていることがよくあります。
この小さなキズを放置すると、クラック(ひび割れ)が生じる危険性があります。
クラックを放置した結果、ホイールが破損し、走行中に重大な事故につながるケースも考えられます。
車のキズやヘコミは、放置すると見た目だけでなく安全性にも影響を与えることがあります。
小さなキズでも油断せず、早めの点検や修理を心がけましょう。大切な愛車を守るための一歩が、トラブルを未然に防ぐ鍵になります。